2026.8.8
【スマートフォン操作で親指が痛い】片手で支え続ける負担と持ち替え方
スマートフォンを操作していると、親指の付け根が重い、画面を触るたびに痛む、手首の親指側まで違和感が広がることがあります。特に片手で本体を支えながら、同じ親指だけで文字入力や画面操作を続けると、親指と手首の一部へ負担が集中しやすくなります。
ただし、スマートフォンを使ったことだけで原因を決めつけることはできません。家事や仕事、育児、スポーツなど、日常のほかの動作が重なっている場合もあります。痛みを我慢して親指を使い続けるのではなく、本体の支え方と操作する指を見直しましょう。

片手でスマートフォンを持つと、手のひらと小指側で本体を支えながら、親指を画面の端まで伸ばして操作することがあります。画面が大きいほど親指を大きく開く必要があり、文字入力や画面の切り替えを繰り返すと、同じ動きが長く続きます。
日本整形外科学会では、親指を広げたり動かしたりすると手首の親指側に強い痛みが出る状態として、ドケルバン病を紹介しています。手の使いすぎによる負荷が関係することもありますが、スマートフォン操作だけが原因とは限りません。痛む場所や動作を確認し、自己判断で病名を決めないことが大切です。

落とさないように本体を強く握ると、親指だけでなく手のひらや前腕にも力が入り続けます。小指の上へ本体の重さを載せる持ち方では、小指側や手首にも負担が偏ることがあります。
片手で持つ必要がある場合でも、手のひら全体で包み込むように支え、親指を画面の端まで無理に伸ばさないようにします。ケースやリングなどの補助具は落下防止に役立つ場合がありますが、補助具へ指を掛けたまま強くひねる持ち方になると、別の場所へ負担が移ることがあります。使いやすさを確かめながら選びましょう。
長い文章を入力するときや画面を何度も切り替えるときは、片手だけで支え続けず、両手で本体を持ちましょう。左右の親指を交互に使うほか、片手で本体を支え、反対側の人さし指で操作する方法もあります。
机や台が使える場所では、本体を置いて操作すると、握り続ける力を減らせます。音声入力や予測変換、よく使う文章の登録などを利用し、親指で入力する回数そのものを減らすことも一つの工夫です。画面上のボタン配置を変更できる機種では、無理なく届く位置へ調整してください。

痛みが出てから長く休むよりも、短い時間でもこまめに本体を置くことが大切です。動画や記事を見るときは、スマートフォンをスタンドへ置き、手で支え続ける時間を減らしましょう。
休憩中は手を軽く開閉し、親指と手首を楽な位置へ戻します。痛みを確認するために何度も親指を強く曲げたり、手首を無理に伸ばしたりする必要はありません。動かすほど痛みが増す場合は、操作時間を減らし、患部を休ませてください。
厚生労働省の情報機器作業に関するガイドラインでも、作業時間が過度に長くならないようにし、作業途中に小休止を入れることや、機器と姿勢を調整することが示されています。

手首の親指側が腫れている、親指を広げると強く痛む、物をつまむ動作や容器のふたを開ける動作がつらい場合は、腱や関節に問題が起きている可能性があります。親指の付け根の関節に痛みが出る母指CM関節症など、似た場所に症状が出る病気もあります。
物を落とすほど力が入りにくい、しびれや感覚の違いがある、転倒や打撲のあとから痛む、休んでも症状が改善しない場合は、自己判断で強くもんだり固定したりせず、整形外科などの医療機関へ相談してください。
TCCグループでは、親指だけでなく、手首、肘、肩の使い方や、仕事と日常生活で負担が集中している動作を確認し、無理なく続けられる使い方を一緒に考えます。持ち方を変えても痛みを繰り返す場合は、我慢を重ねずご相談ください。
この記事は一般的な健康情報を紹介するもので、個別の診断や治療を行うものではありません。痛みが強い場合や症状が長引く場合は、医療機関へご相談ください。
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