2026.8.22
【デスクワークで背中の中央が痛い】胸を反らしすぎない座り方と休憩の工夫
パソコン作業を続けていると、肩甲骨の間や背中の中央が重くなり、姿勢を変えたときに痛みを感じることがあります。前かがみだけが原因とは限りません。姿勢を正そうとして胸を強く反らし、背中の筋肉を緊張させ続けている場合にも負担がたまりやすくなります。
大切なのは、胸を張った姿勢を長時間固定することではなく、椅子や机に体を支えてもらいながら、こまめに姿勢を変えられる環境をつくることです。

画面をのぞき込む姿勢では、頭や腕が体の前に出て、肩甲骨まわりの筋肉が引き伸ばされた状態になります。一方、猫背を避けようとして胸を大きく突き出すと、肩甲骨を寄せる筋肉や背骨まわりの筋肉が働き続けます。どちらか一方の姿勢を長く続けることが、こわばりや疲労につながります。
良い姿勢とは、一つの形を守り続けることではありません。背もたれに体重を預ける、少し座り直す、立ち上がるなど、負担のかかる場所を変えられることが重要です。

椅子には深く座り、背もたれに腰から背中を軽く預けます。胸は無理に張らず、肩をすくめない位置で力を抜きましょう。腰と背もたれの間に隙間が大きい場合は、薄く丸めたタオルを腰の後ろへ入れると、上半身を筋力だけで支えにくくなります。
足裏は床につけ、届かない場合は足台を使います。座面が低すぎると膝が上がって骨盤が後ろへ倒れやすく、高すぎると足が浮いて体が不安定になります。胸の形だけを直すのではなく、足元と骨盤から整えることがポイントです。

画面は体の正面に置き、上端がおおむね目の高さになるよう調整します。画面が低いノートパソコンを長時間使う場合は、台で画面を上げ、外付けのキーボードとマウスを使う方法があります。画面だけを横に置くと、背中をねじった姿勢が続くため注意が必要です。
キーボードとマウスは、肘を体の近くに置いたまま操作できる位置へ寄せます。手を遠くへ伸ばす配置では、腕の重さを背中で支え続けることになります。机や椅子を体に合わせることは、姿勢を意識し続けるより実行しやすい対策です。

痛くなってから長く休むより、症状が強くなる前に短い休憩を入れるほうが、同じ姿勢を中断しやすくなります。目安として、一時間に一度は席を離れ、その間にも入力作業を止めて肩や体の位置を変えましょう。休憩中は立って数歩歩く、腕を下ろして深呼吸する、肩を小さく回す程度で構いません。
背中を強く反らすストレッチや、痛い場所を勢いよくひねる動きは避けます。両腕を前へ伸ばして背中を丸める動きと、腕を下ろして楽に胸を起こす動きを、痛みの出ない範囲で交互に行うと、同じ筋肉を固定し続けずに済みます。

姿勢や休憩を見直しても痛みが続く、日ごとに強くなる、夜間や安静時にも強く痛む場合は、整形外科などの医療機関へ相談してください。転倒や事故の後に始まった痛み、発熱、胸の痛み、息苦しさ、手足のしびれや力の入りにくさを伴う場合も、単なる筋肉疲労と決めつけないことが大切です。
デスクワークの背中の痛みは、姿勢を正しく保とうと努力するだけでは改善しないことがあります。胸を反らし続けるのをやめ、椅子に体を支えてもらうこと、機器の位置を近づけること、短い休憩で姿勢を変えることから見直してみましょう。
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- 腰・背中
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