2026.8.20
【しゃがむとかかとが浮く】足首の硬さを補う姿勢と無理のない動かし方
しゃがんだときに、かかとが床から浮いたり、後ろへ倒れそうになったりすることはありませんか。足首を曲げて、すねをつま先側へ傾ける動きが小さいと、深くしゃがむほど重心を前へ運びにくくなります。ただし、かかとが浮く理由は足首の硬さだけではなく、股関節の動かし方、足幅、体のバランス、脚や胴体の長さなども関係します。無理に正しい形へ合わせるのではなく、安定して行える姿勢から動きを調整しましょう。

深くしゃがむには、膝を前へ動かしながら足裏を床につけておく必要があります。この足首の動きが小さいと、体はかかとを上げる、上半身を大きく前へ倒す、足を外へ向けるなどの方法で動きを補います。一方で、足首が十分に動いていても、足幅が狭すぎる、股関節を使えていない、バランスが不安定といった理由でかかとが浮くことがあります。最初から足首が硬いと決めつけず、どの深さで浮き始めるかを確認することが大切です。

足を腰幅から肩幅程度に開き、つま先を無理のない範囲で少し外へ向けます。膝もつま先とおおむね同じ方向へ動かし、お尻を後ろへ引くだけではなく、膝と股関節を一緒に曲げましょう。足幅を広げると骨盤を下げる空間ができ、狭い姿勢よりしゃがみやすくなる場合があります。ただし、膝や足首に痛みが出る角度まで外へ向ける必要はありません。左右で足の向きが大きく違う場合も、無理にそろえず痛みのない位置を優先します。

壁、机、安定した手すりなどにつかまり、後ろへ倒れる不安を減らしてからしゃがみます。かかとが浮く直前、または姿勢を保てる深さで止め、ゆっくり立ち上がりましょう。最初から床近くまでしゃがむ必要はありません。椅子へ軽く腰を下ろす動きから始める方法もあります。どうしても動きにくい場合は、薄く畳んだタオルなどを両方のかかとの下へ置くと、しゃがむ深さを確保しやすくなります。これは一時的に動作を補う方法であり、足首の動きそのものを改善するものではありません。滑ったり傾いたりする不安定な物は使わないでください。

壁の前に立ち、片足を前へ出して、かかとを床につけたまま膝をゆっくり前へ動かします。膝はつま先と同じ方向へ進め、足首の後ろやふくらはぎが軽く伸びる範囲で戻します。反動をつけたり、かかとが浮くところまで押し込んだりする必要はありません。膝を伸ばした姿勢と軽く曲げた姿勢では、伸びを感じる場所が変わるため、痛みのない範囲で試します。足首の前側に強い詰まりや鋭い痛みが出る場合は、その動きを中止してください。

かかとが浮いても痛みがなく、日常生活で困っていなければ、必ずしも深くしゃがめるようにする必要はありません。一方、足首の痛みや腫れがある、捻挫や骨折の後から動かしにくい、片側だけ極端に硬い、何度も転びそうになる場合は、整形外科や身体の専門家へ相談しましょう。痛みが悪化する、日常生活を妨げる、二週間ほどセルフケアをしても改善しない、しびれや感覚の低下がある場合も受診の目安です。けがの後に体重をかけられない、足首の形が変わっている、強い痛みがある場合は、早めの医療相談が必要です。
しゃがむ動作は、深さよりも安全に戻れることが重要です。足幅を調整し、手で支え、かかとが浮かない範囲で繰り返してみましょう。足首だけを無理に押し込まず、膝、股関節、上半身を一緒に使うことが、負担を抑えるポイントです。
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