2026.8.31
【車の運転で右足が疲れる】アクセル操作で足首とすねに負担をためない座り方
車を長く運転したあと、「右のすねだけが張る」「アクセルを踏んでいる足首がだるい」と感じることはありませんか?
運転中の右足は、アクセルとブレーキを操作するために休まず働いています。特にアクセルでは、強く踏み込むというより、速度に合わせて微妙な力加減を長時間続けることになります。
こうした疲れが気になる場合は、右足そのものだけでなく、シートの位置や足の置き方も確認してみましょう。

アクセル操作では、足首を動かしながらペダルを踏む量を細かく調整します。
こうしたペダル操作を長時間続ける環境では、足首や下腿への負担が問題になることがあります。NIOSH(米国国立労働安全衛生研究所)の人間工学に関する資料でも、足首を大きく曲げた状態でのペダル操作や、脚を持ち上げなければ届かないペダル配置は好ましくないとされています。
もちろん、「運転で右足が疲れる=何かの病気」という意味ではありません。
まず確認したいのは、無理のある姿勢でアクセルに足を届かせていないかという点です。

運転席をゆったり使おうとして、シートを必要以上に後ろへ下げていませんか?
アクセルやブレーキへ足を伸ばさなければ届かない位置では、右脚を前へ伸ばし続けることになります。また、ブレーキを踏むたびに体を前へずらすような位置も適切とはいえません。
NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)は、運転席について、ステアリングやペダルへ無理なく届く位置に調整することを案内しています。
エンジンをかけて走り出す前に、背中を背もたれにつけた状態でアクセルとブレーキを無理なく操作できるか確認してみましょう。
シート位置の調整は、必ず安全な場所に停車した状態で行ってください。

アクセルを踏んでいるとき、右足のかかとが床から浮いた状態になっている方もいます。
かかとを浮かせたまま足先を保持し続けると、すねや足首周辺の筋肉を使い続けることになります。
可能であれば、かかとを床に安定して置き、その付近を支点にしながらアクセルを調整するほうが、足全体を空中で支え続けずに済みます。
ただし、車種や体格、ペダルの配置によって適切な位置は異なります。無理に特定の置き方へ変えることでブレーキ操作が遅れてしまっては本末転倒です。
あくまで最優先なのは、アクセルからブレーキへ素早く確実に移動できることです。

アクセルを操作するとき、足首だけを硬く固定して踏み続けていると、時間とともにすねやふくらはぎが疲れやすくなることがあります。
シートの位置が合っていれば、膝や股関節にもある程度余裕を持った状態でペダルを操作できます。
地方自治体によるドライバー向け人間工学ガイドでも、足を伸ばし切らずにペダルを十分操作できる位置までシートを調整することが勧められています。
運転中に、
「右脚がまっすぐ伸びきっている」
「つま先だけを前へ伸ばしてアクセルへ届かせている」
という状態になっていないか確認してみてください。
ただし、運転中に足元を見て確認するのは危険です。姿勢の確認や調整は、必ず停車してから行いましょう。

シート位置を整えても、何時間も同じ姿勢を続ければ足や腰は疲れてきます。
特に高速道路や長距離移動では、アクセル操作だけでなく、座り続けることそのものが体への負担になります。NIOSHも、人間工学上のリスクとして、長時間同じ姿勢を続けることや、不自然な姿勢を維持することを挙げています。
安全な場所で休憩を取り、車から降りて少し歩いたり、足首を無理のない範囲で動かしたりして、同じ姿勢を続けないようにしましょう。
また、
- 右足だけ強く痛む
- 腫れや熱感がある
- しびれや力の入りにくさがある
- 運転していないときにも症状が続く
- 症状が徐々に強くなっている
といった場合には、単なる運転疲れとは限りません。無理を続けず、医療機関へ相談してください。
車の運転では、ハンドルの握り方や背中の姿勢には気をつけていても、足元までは意識していない方も多いものです。
「アクセルへ足を伸ばす」のではなく、「無理なくペダルへ届く位置に自分を合わせる」。
運転後に右足ばかり疲れる方は、まず停車した状態で、シートの前後位置とかかとの位置を見直してみてください。
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