2026.9.30
【肩の痛み】上着を着る・脱ぐ動作でつらくなる原因と腕の使い方

上着を着たり脱いだりするときは、腕を前に上げるだけでなく、外側へ開く、ひねる、背中側へ回すなど複数の動きが必要です。肩まわりに痛みやこわばりがあると、こうした動作の途中でつらさを感じやすくなります。
肩の痛みには、いわゆる四十肩・五十肩(凍結肩)のように動かしにくさを伴うものや、腱板など肩まわりの組織に負担がかかっているケースなど、さまざまな原因があります。着替えで痛むという症状だけで原因を決めつけることはできません。

袖に腕を通そうとして、痛い側の肩を勢いよく後ろへ引いたり、高く持ち上げたりすると負担が強くなりやすくなります。痛みが出る角度まで無理に動かすのではなく、できる範囲を小さく使うことが大切です。
腕だけで何とかしようとせず、肘を体から大きく離さないようにしながら、上半身の向きも少し変えて動作を補うと、肩だけに負担が集中しにくくなります。

肩がつらいときは、上着を着る際に痛い側の腕から先に袖へ通してみましょう。痛い腕を大きく後ろへ回さずに済み、そのあと反対側の腕を通しやすくなります。
脱ぐときは反対に、痛くない側から先に袖を抜き、痛い側は最後に外します。前開きでゆったりした服を選ぶことも、腕を高く上げたり背中側へ大きく回したりする動作を減らす方法のひとつです。

痛みがあると肩を使わないようにしたくなりますが、日常生活で完全に動かさない状態が続くと、さらに動かしにくさを感じることがあります。強い痛みを我慢する必要はありませんが、楽に動かせる範囲では少しずつ肩や腕を使うことが勧められます。
一方で、高い場所の物を繰り返し取る、重い物を腕だけで持ち上げるなど、痛みが強くなる動作は続けないようにしましょう。「動かす」と「無理をする」を分けて考えることがポイントです。

着替えのときだけ軽く痛む程度でも、症状が長く続く、徐々に悪化する、夜も痛む、肩が硬くなって腕を動かしにくい場合は、早めに医療機関などで状態を確認しましょう。
転倒や衝突のあとに突然強く痛み、腕をほとんど動かせない、肩の形がおかしい、強い腫れがある場合は、骨折や脱臼などを含めた評価が必要です。また、しびれや明らかな力の入りにくさを伴う場合も自己判断を続けないことが大切です。
上着の着脱は毎日行う動作だからこそ、痛い肩を無理に動かす方法を繰り返さないことが重要です。着る順番や体の向きを少し変え、肩に負担を集めにくい動き方を取り入れてみましょう。
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