2026.8.1
【サンダルで足が疲れる】夏に足裏とすねへ負担がかかる歩き方と靴の選び方
夏になると、サンダルで歩いた後に足裏がだるい、すねが張る、いつもより足が疲れると感じることがあります。涼しく脱ぎ履きしやすい一方、形やサイズが足に合っていないと、脱げないように足を使い続ける場合があります。
今回は、サンダルで足裏とすねへ負担が集まりやすい理由と、歩き方や靴選びを見直すポイントを紹介します。

ビーチサンダルやつっかけ型のサンダルは、かかとを覆う靴と比べて足へ固定されにくい構造です。脱げないように無意識につま先を持ち上げたり、足指で靴底を押さえたりすると、足裏やすねの筋肉を使い続けることがあります。
健康な成人を対象とした研究では、ビーチサンダルはスニーカーと比べて歩幅や足首の角度などが変化しました。また、別の研究では、サンダル型の履物で歩いたときに、足首を持ち上げる前脛骨筋の活動が増えたと報告されています。
ただし、これらは歩き方の変化を調べた研究であり、サンダルを履けば必ず痛みが出ることを示すものではありません。ストラップの位置、靴底の形、歩く距離によって負担は異なります。

靴底が薄く柔らかすぎるサンダルでは、路面からの刺激を受けやすく、足のアーチを支える構造も少ない傾向があります。足の裏では骨、靱帯、筋肉、腱が連携してアーチをつくり、歩行時の体重や衝撃を受け止めています。
足がサンダルの端からはみ出す、歩くたびにかかとが大きく浮く、靴底が左右にねじれるといった状態では、足を安定させるための負担が増えやすくなります。
日本整形外科学会では、足の慢性的な痛みには、足の柔軟性や筋力、足の形、履物など複数の要因が関係すると説明しています。

サンダルで歩くときは、大股で速く歩こうとせず、かかとが靴底から離れすぎない歩幅に調整します。足先だけでサンダルを引きずらず、足裏全体を静かに接地させる意識を持ちましょう。
足指を強く丸めてサンダルをつかみ続けると、足裏がこわばりやすくなります。歩くたびにパタパタと大きな音がする場合は、サイズや固定方法が合っていない可能性があります。歩き方だけで無理に補うのではなく、履物自体を見直すことが大切です。
長距離の移動、坂道、長時間の買い物では、途中でかかとを固定できる靴へ履き替える方法もあります。サンダルを履く時間を短くし、足の疲れが翌日まで残らない範囲から慣らしましょう。

日常的に長く歩く場合は、かかとや足首を固定できるストラップがあり、足の幅に合わせて調整できるものが適しています。足指やかかとが靴底からはみ出さず、立った状態で窮屈すぎないサイズを選びます。
靴底は足指の付け根付近では曲がり、中央部分から簡単に二つ折りにならない程度の安定性を確認します。かかと部分に適度な厚みがあり、濡れた路面でも滑りにくい底面であることも大切です。
米国足病医学会は、長距離歩行ではビーチサンダルを避けること、足が靴底の端から出ないこと、靴底全体が簡単に折れ曲がらないこと、摩耗したものを使い続けないことなどを案内しています。また、つっかけ型やフラットサンダルは長時間の使用を避け、クッション性と支持性を確認するよう勧めています。

サンダルを替えて歩く量を調整しても、足裏やすねの痛みが繰り返す場合は、足底腱膜、腱、神経、骨、足首の動きなどが関係している可能性があります。痛む場所や時間帯だけで原因を決めつけないことが大切です。
体重をかけられないほど痛む、強い腫れや赤みがある、足の形が変わった、しびれや感覚低下がある、足首や足指に力が入りにくい場合は、早めに整形外科などの医療機関へ相談してください。痛みが徐々に悪化する、夜間も続く、歩き方が変わる場合も確認が必要です。
サンダルによる疲れを減らすには、足指で脱げないように頑張るのではなく、足へ固定できる構造と用途に合った靴底を選ぶことが重要です。短時間の外出用と長く歩く日用を分け、足にかかる負担を調整しましょう。
TCC整骨院では、足裏やすねだけでなく、足首の動き、足の着き方、歩幅、膝や股関節とのつながりを確認し、日常生活に取り入れやすい歩き方をご提案します。強い痛みや腫れ、しびれ、外傷後の症状がある場合は、医療機関への受診をおすすめします。
- カテゴリー:
- 足元
お気軽にご相談ください!