2026.8.3
【ペットボトルのふたを開けると手首が痛い】親指側へ負担が集まりやすい理由と開け方の工夫
ペットボトルのふたや瓶のふたを開けるとき、親指側の手首に痛みが走ることがあります。握る、つまむ、手首をひねる動作が重なるため、手や前腕に不調があると負担を感じやすくなります。
今回は、ふたを開ける動作で手首が痛みやすい理由と、日常生活で負担を減らす工夫を紹介します。

ふたを開けるときは、指でふたを強くつかみながら、手首と前腕を回します。ふたが小さい、表面が滑る、固く締まっているほど、親指と人差し指に力が入りやすくなります。
手首を小指側へ曲げたまま強く握るなど、関節が傾いた状態で力を出すと、手首や前腕の腱へ負担が集まりやすくなります。
NIOSHは、手工具を扱う際に手首をできるだけまっすぐ保ち、滑りにくく、手に合った太さの持ち手を選ぶことを勧めています。ふたを開ける動作も、手首の角度や握る強さを見直すことが大切です。

親指側の手首が痛み、親指を広げる、物をつまむ、手首を動かすと症状が強くなる場合は、ドケルバン病と呼ばれる腱鞘炎が関係している可能性があります。
ドケルバン病では、親指を動かす腱と、その腱が通る腱鞘に負担がかかり、手首の親指側に痛みや腫れが生じます。手の使いすぎや、親指を繰り返し使う作業も負担になるとされています。
ただし、親指の付け根の関節、手首の捻挫、神経、関節炎などでも似た痛みが起こります。痛む場所だけで原因を決めつけないことが大切です。

ふたを開けるときは、痛む手だけで力を出さず、片手でふたを持ち、反対の手でボトル本体を反対方向へ回します。両手に力を分けることで、一方の手首だけを大きくひねる動きを減らしやすくなります。
ボトルを体から離して持つと力が入りにくくなるため、肘を軽く曲げて体の近くで作業します。手首は曲げすぎず、前腕から手の甲までがおおむね一直線になる位置を意識しましょう。
一度で開かない場合も、痛みを我慢して何度も力を入れ直すのは避けてください。

ゴム製の滑り止め、ふたを大きくつかめるオープナー、てこの力を利用する道具を使うと、指先だけで強くつまむ必要が少なくなります。
濡れた容器やふたは一度拭き、滑りにくい状態にしてから開けましょう。小さなふたを指先だけでつまむよりも、手のひら全体で包める道具を使うほうが、力を分散しやすくなります。手に合う道具を選び、強く握り続ける動作を減らすことは、手首の負担を抑える基本的な考え方です。
手首に痛みがある時期は、家族に頼む、開けやすい容器を選ぶ、小分けの飲料を使うなど、痛む動作そのものを減らすことも一つの方法です。

軽い痛みであれば、原因となる動作を一時的に減らし、手首を無理なく動かしながら様子をみます。
ただし、痛みが日常生活を妨げる、悪化を繰り返す、二週間ほど工夫しても改善しない場合は、整形外科などへ相談しましょう。
強い腫れや変形がある、物を持てない、しびれや感覚の低下がある、転倒後から痛む、赤みや熱感に発熱を伴う場合は、早めの受診が必要です。
握り方だけでなく、道具と動作を見直しましょう
ふたを開けるときの手首の痛みは、握る力とひねる力が同じ場所へ集中することで目立ちやすくなります。
手首だけで回そうとせず、容器側も動かし、滑り止めやオープナーを活用しましょう。開け方を工夫しても痛みが続く場合は、無理に繰り返さず、手首の状態を確認することが大切です。
TCC整骨院では、手首や親指だけでなく、前腕、肘、肩の動きや日常動作を確認し、負担を減らす使い方をご提案します。強い痛み、腫れ、しびれ、外傷後の症状がある場合は、医療機関への受診をおすすめします。
- カテゴリー:
- 自律神経・生活習慣由来の不調
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