2026.7.22
【お尻の横が痛い】歩く、立ち上がる、横向きで寝るとつらい原因と負担の減らし方
歩いているとお尻の横が痛む、椅子から立ち上がる瞬間につらい、痛い側を下にして眠れない。このような症状は、股関節そのものだけでなく、お尻の筋肉や腱、その周辺組織への負担によって起こることがあります。
同じ場所に痛みを感じても、原因は一つではありません。痛みが出る動作と日常生活での負担を整理し、無理のない範囲で体の使い方を見直すことが大切です。

お尻の横には、骨盤と太ももの骨をつなぐ股関節があり、その外側をお尻の筋肉や腱が支えています。特に太ももの骨の外側にある出っ張りの周辺には、歩行時に骨盤を安定させる筋肉の腱や、摩擦をやわらげる組織があります。
この周辺に刺激や負担が加わると、押したときの痛みや、歩行、階段、片足立ち、横向きで寝たときの痛みとして現れることがあります。一般に股関節外側部痛と呼ばれる症状では、臀部の腱などの軟部組織が関係することが多いとされています。
ただし、脚の付け根に強い痛みがある場合は股関節内部の問題が、お尻から脚へしびれや痛みが広がる場合は腰や神経の影響が考えられることもあります。痛む位置だけで原因を決めつけないことが重要です。

歩くときは、片脚で体重を支える瞬間があります。その際、お尻の横にある筋肉が骨盤の傾きを抑えます。歩く距離が急に増えたときや坂道、階段が続いたときは、この部分への負担が集中しやすくなります。
椅子から立ち上がるときは、股関節を曲げた状態から体重を持ち上げるため、お尻の筋肉が強く働きます。低い椅子から勢いよく立つ、膝を内側に寄せて立つ、片側へ体重を偏らせるといった動作は、痛い部分への刺激を増やすことがあります。
横向きで寝ると、下側のお尻には体重による圧迫が加わります。反対側を下にしていても、上側の脚が内側へ落ちると、お尻の横の組織が引き伸ばされて痛むことがあります。

痛みは一度の動作だけでなく、毎日の小さな負担が重なって現れることがあります。次のような習慣がないか確認してみましょう。
① 片足に体重をかけて立つ時間が長い
② 椅子に座るときに脚を組む
③ 歩行や運動量を急に増やした
④ 階段や坂道を繰り返し利用する
⑤ 低い椅子や床から勢いよく立ち上がる
⑥ いつも同じ側を下にして眠る
痛みがあると、反対側へ体重を逃がす歩き方になりやすく、腰や膝に別の負担が広がることもあります。痛みを我慢して歩き続けるより、動作量と休息のバランスを見直すことが必要です。

痛みを無理に伸ばしたり、強く押したりするよりも、まず刺激が集中する姿勢を減らしましょう。
① 歩く距離や坂道、階段を一時的に減らし、痛みが増えない範囲に調整します。完全に動かなくなるのではなく、短い距離から様子を見ます。
② 立ち上がるときは椅子の前方へ移動し、両足を少し引いてから、膝とつま先を同じ方向へ向けます。必要に応じて手すりや肘掛けを使いましょう。
③ 立っているときは片側の腰を突き出さず、左右の足へ体重を分けます。長時間立つ場合は、こまめに姿勢を変えます。
④ 横向きで寝る場合は痛い側を下にせず、両膝の間に枕やクッションを挟みます。仰向けが楽であれば、膝の下にクッションを置く方法もあります。
⑤ 体操は痛みが強くならない範囲で行います。動かした後に痛みが長く残る場合は、回数や範囲を減らしてください。

お尻の横の痛みが軽く、負担を減らすことで落ち着いてくる場合は、動作を調整しながら様子を見られることもあります。ただし、次のような症状がある場合は、整形外科などの医療機関へ相談してください。
① 転倒や強い衝撃の後から痛み、立てない、または体重をかけられない
② 股関節の周囲が赤く腫れ、熱を持っている
③ 発熱や強いだるさを伴う
④ 痛みが急に強くなった、または夜も眠れないほど続く
⑤ 脚のしびれ、感覚の低下、力の入りにくさがある
⑥ 痛みが長引き、歩行や仕事、睡眠に支障が出ている
脚の付け根の痛み、股関節の動かしにくさ、歩き始めの痛みが目立つ場合は、変形性股関節症など股関節内部の病気を確認する必要があります。痛む場所や動作だけで自己判断せず、症状が続く場合は検査を受けましょう。
TCC整骨院では、医療機関での検査が必要な症状を除き、歩き方や立ち上がり方、骨盤と股関節の使い方を確認し、日常生活で負担をためにくい動作をご提案します。繰り返す痛みが気になる方は、お早めにご相談ください。
※本記事は一般的な健康情報です。症状の原因を特定するものではありません。強い痛み、発熱、腫れ、歩けない状態、しびれなどがある場合は、医療機関へご相談ください。
- カテゴリー:
- 腰・背中
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