2026.6.1
【四十肩・五十肩】腕が上がらない原因は肩だけじゃない?放置しないための見極めとケア
「腕を上げようとすると肩が痛い」
「服を着替えるときに肩が引っかかる」
「夜、肩の痛みで目が覚めてしまう」
このような症状がある場合、四十肩・五十肩の可能性があります。
四十肩・五十肩は、年齢のせいで自然に起こるものと思われがちですが、実際には肩まわりの筋肉や関節、姿勢、肩甲骨の動き、日常生活での使い方など、さまざまな要因が関係しています。
特に注意したいのは、「そのうち治るだろう」と放置してしまうことです。
痛みをかばって動かさない状態が続くと、肩の動きがさらに悪くなり、腕が上がりにくい状態が長引いてしまうことがあります。日常生活に支障が出る前に、肩だけでなく体全体の状態を見直すことが大切です。
四十肩・五十肩とは?

四十肩・五十肩は、医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。
肩関節のまわりにある筋肉、腱、関節包などに炎症が起こり、肩の痛みや動かしにくさが出る状態です。40代〜50代に多く見られることから、一般的に四十肩・五十肩と呼ばれています。
主な症状としては、次のようなものがあります。
腕を上げると肩が痛い
背中に手を回しにくい
服の脱ぎ着がつらい
髪を洗う、結ぶ動作がつらい
夜、肩の痛みで眠れない
肩を動かせる範囲が狭くなってきた
初めのうちは「少し肩が痛い」「動かすと違和感がある」程度でも、症状が進むと、日常のちょっとした動作にも支障が出てきます。
洗濯物を干す、棚の上の物を取る、車の後部座席に手を伸ばす、上着に腕を通すなど、普段何気なく行っている動作がつらくなることで、生活の質が大きく下がってしまいます。
四十肩・五十肩を引き起こす3つの原因
四十肩・五十肩は、肩だけに原因があるとは限りません。痛みが出ている場所は肩でも、その背景には姿勢や肩甲骨、背骨、筋肉の柔軟性などが関係していることがあります。
1. 肩まわりの筋肉や腱への負担
肩関節は、体の中でも非常に大きく動く関節です。
腕を上げる、回す、後ろに引くなど、さまざまな方向に動かせる反面、関節を支える筋肉や腱には負担がかかりやすい部位でもあります。
重い物を持つ仕事、腕をよく使う作業、スポーツ、家事などで肩を繰り返し使っていると、肩まわりの筋肉や腱に疲労が蓄積していきます。
その状態が続くと、肩関節の周囲に炎症が起こりやすくなり、痛みや動かしにくさにつながることがあります。
2. 姿勢不良と肩甲骨の動きの悪さ
四十肩・五十肩で見落とされやすいのが、姿勢と肩甲骨の動きです。
猫背や巻き肩の姿勢が続くと、肩が本来の位置より前に入り、肩甲骨の動きが悪くなります。肩甲骨がうまく動かない状態で腕を上げようとすると、肩関節だけに負担が集中してしまいます。
特にデスクワークやスマートフォンの使用時間が長い方は、頭が前に出て背中が丸まりやすく、首・肩・背中の筋肉が常に緊張した状態になりがちです。
このような姿勢の崩れが続くことで、肩まわりの血流が悪くなり、痛みや可動域制限を起こしやすい体の状態になってしまいます。
3. 運動不足による柔軟性の低下
普段から肩を大きく動かす機会が少ない方も注意が必要です。
肩関節は、使わない状態が続くと筋肉や関節の柔軟性が低下し、動きが悪くなります。動きが悪くなった肩を急に使ったときに痛みが出たり、炎症を起こしたりすることがあります。
また、痛みが出たあとに「痛いから動かさない」という状態が続くと、さらに肩が固まりやすくなります。
四十肩・五十肩では、痛みが強い時期と、痛みは落ち着いても肩が動かしにくい時期があります。状態に合わせたケアを行わないと、痛みだけでなく動かしにくさが長引いてしまうことがあります。
四十肩・五十肩を放置するとどうなる?
四十肩・五十肩は、時間の経過とともに自然に軽くなることもあります。
しかし、だからといって何もせずに放置してよいわけではありません。症状の出方や進行には個人差があり、痛みや可動域制限が長引くケースもあります。
特に注意したいのが、肩を動かさないことで関節が固くなってしまうことです。
痛みを避けるために腕を使わない状態が続くと、肩関節の周囲が硬くなり、腕が上がりにくい状態が残ってしまうことがあります。
また、肩の痛みをかばって体を傾けたり、首や背中に余計な力が入ったりすると、肩こり、首こり、頭痛、背中の痛み、腰痛など、別の不調につながることもあります。
つまり、四十肩・五十肩は「肩だけの問題」として見るのではなく、体全体のバランスから考えることが大切です。

痛みが強いときに気をつけたいこと
四十肩・五十肩の痛みが強い時期に、無理なストレッチや強いマッサージを行うのは注意が必要です。
「固まるのが怖いから」と無理に腕を上げたり、痛みを我慢して肩を回したりすると、炎症が悪化して痛みが強くなることがあります。
痛みが強いときは、まず肩に負担をかけすぎないことが大切です。
特に夜間痛がある場合や、何もしなくてもズキズキ痛む場合は、肩まわりで炎症が強く起きている可能性があります。そのような時期は、自己判断で無理に動かすのではなく、専門家に状態を確認してもらうことをおすすめします。
一方で、痛みが落ち着いてきた時期には、肩関節や肩甲骨の動きを少しずつ取り戻すことが重要になります。
四十肩・五十肩は、時期によって必要なケアが変わります。痛みが強い時期、動きの悪さが残る時期、再発を防ぐ時期で、適切な対応を行うことが改善への近道です。
専門家による根本改善で再発しにくい体へ
四十肩・五十肩のケアで大切なのは、痛みのある肩だけを見るのではなく、なぜ肩に負担がかかっているのかを確認することです。
当院では、肩の痛みや可動域だけでなく、姿勢、肩甲骨の動き、首や背中の筋肉の緊張、骨盤や背骨のバランスなどを確認し、症状の根本原因にアプローチしていきます。
骨格・姿勢の調整
猫背や巻き肩などの姿勢不良があると、肩関節に負担がかかりやすくなります。
骨盤や背骨、肩甲骨の位置を整えることで、肩にかかる余計な負担を減らし、腕を動かしやすい状態を目指します。
筋肉調整・手技療法
肩まわりだけでなく、首、背中、胸まわりの筋肉が硬くなっていると、肩の動きは制限されます。
硬くなった筋肉を丁寧に緩め、血流を促すことで、肩の動きやすさを高めていきます。
ハイボルト治療・鍼灸
痛みが強い場合には、状態に応じてハイボルト治療や鍼灸を組み合わせることもあります。
深い部分の筋肉や神経にアプローチすることで、痛みの軽減や筋肉の緊張緩和を目指します。
肩甲骨の動き改善
腕を上げる動作には、肩関節だけでなく肩甲骨の動きが大きく関わっています。
肩甲骨が動きにくいまま肩だけを動かそうとすると、痛みや引っかかりが出やすくなります。肩甲骨まわりの柔軟性を高め、腕をスムーズに動かせる状態をつくることが大切です。
セルフケア・再発予防の指導
施術だけでなく、自宅での過ごし方や姿勢の注意点、無理のない範囲で行えるセルフケアもお伝えします。
四十肩・五十肩は、日常生活での姿勢や体の使い方が大きく関係します。再発を防ぐためにも、普段の動作から見直していくことが重要です。

四十肩・五十肩は、「年齢のせいだから仕方ない」と放置されやすい症状です。
しかし、肩の痛みや腕の上がりにくさの背景には、肩まわりの炎症だけでなく、姿勢不良、肩甲骨の動きの悪さ、筋肉の柔軟性低下、日常生活での負担などが関係していることがあります。
痛みを我慢して生活を続けていると、肩の動きが悪くなったり、首や背中、腰にまで負担が広がったりすることもあります。
「腕が上がらない」
「肩が痛くて夜眠れない」
「着替えや洗髪がつらい」
「そのうち治ると思っていたけど、なかなか良くならない」
このようなお悩みがある方は、早めに体の状態を確認することが大切です。
当院では、お一人おひとりの症状や生活習慣に合わせて、肩だけでなく体全体のバランスを見ながら施術を行います。
四十肩・五十肩による肩の痛みや動かしにくさでお悩みの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
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- 腰・背中
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