2026.8.11
【坂道を下ると足首が痛い】着地の衝撃が集中する原因と歩幅を整える工夫
坂道を下るときだけ足首が痛い、平らな道では気にならないのに下り坂では足を着くたびに響くということがあります。下り坂では、前へ進むだけでなく、体が斜面を下りすぎないように速度を抑えながら歩く必要があります。そのため、足首や膝には平地とは異なる負担がかかります。
ただし、痛みの原因を着地の衝撃だけに決めつけることはできません。歩幅が大きい、足を体より前へ出しすぎる、足首が硬い、靴が合っていないなど、複数の要因が重なっている場合があります。痛みを我慢して歩き続けるのではなく、まずは速度と一歩の大きさを見直しましょう。

下り坂では、重力によって体が前方と下方へ進みやすくなります。転ばないようにするため、足首や膝、股関節は着地のたびに動きを受け止め、速度を調整します。研究でも、下り坂では足首や膝などが体の下降を制御するために、平地とは異なる力の使い方をすることが示されています。
傾斜が急になるほど、足を着いた瞬間だけでなく、体重が足の上を通過するまでの間も制動が必要になります。足首だけを固めて耐えようとすると、ふくらはぎやすね、膝へ負担が移ることがあります。下り坂で痛みが出るときは、どこか一か所だけが弱いと考えるより、体全体で減速できているかを確認することが大切です。

下り坂で怖さを感じると、足を遠くへ出して一歩ずつ止まりながら歩こうとすることがあります。しかし、足が体より大きく前へ出ると、着地した脚へ急に体重がかかり、足首や膝で強くブレーキをかけやすくなります。
また、上半身を後ろへ反らして歩くと、かかとから強く着きやすくなります。転倒を避けるために多少姿勢を調整することは必要ですが、腰を反らせて足だけを前へ伸ばす歩き方は避けましょう。足を体の近くへ置き、次の一歩へ滑らかにつなげることを意識してください。

痛みを減らす工夫として、まず歩幅を普段より少し小さくし、急いで下らないようにします。一歩を小さくすると、足が体から離れすぎにくくなり、着地のたびに強く止まる動きを減らせます。傾斜が急な場所では、途中で立ち止まり、足元と進む方向を確認してから再び歩き出しましょう。
足先だけで着こうとしたり、反対にかかとを強く打ちつけたりする必要はありません。足裏全体へ体重が移るように、膝と足首を軽く使います。痛みが出る側をかばって歩幅が左右で大きく違っている場合は、さらにバランスを崩しやすくなるため、無理をせず休憩を入れてください。

靴底がすり減っている、靴の中でかかとが動く、ひもが緩いといった状態では、着地が安定しにくくなります。下り坂を歩く日は、足に合った靴を選び、かかとが浮かないように調整しましょう。厚い靴底であっても、柔らかすぎて足元がぐらつく場合があるため、履き慣れているかどうかも重要です。
濡れた路面、砂利、落ち葉、凍結した坂道では、歩幅を小さくするだけでは安全を確保できないことがあります。手すりがあれば利用し、危険を感じる場合は別の道を選びましょう。足首の痛みが出ているときに、急な坂道で歩行練習を続けることは避けてください。

足首をひねったあとから痛い、腫れや皮下出血がある、体重をかけられない、足首が不安定に感じる場合は、捻挫や骨折などの外傷を確認する必要があります。捻挫では靱帯や腱、軟骨などが傷ついていることがあり、痛みが軽いから問題がないとは限りません。
平地でも痛むようになった、同じ場所の痛みを繰り返す、夜間も痛む、しびれや力の入りにくさがある場合も、自己判断で歩き方だけを変え続けず、整形外科などの医療機関へ相談してください。足への衝撃が続くことで、骨や軟骨、靱帯、腱に慢性的な障害が生じることもあります。
TCCグループでは、足首だけでなく、膝、股関節、骨盤の動きや、坂道での歩幅、体重移動を確認し、日常生活で負担をためにくい歩き方を一緒に考えます。坂道を避けても痛みが続く場合や、歩くことに不安がある場合は、我慢を重ねずご相談ください。
この記事は一般的な健康情報を紹介するもので、個別の診断や治療を行うものではありません。痛みが強い場合や症状が長引く場合は、医療機関へご相談ください。
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