2026.8.19
【洗濯物を干すと肩が痛い】腕を上げ続けない高さ調整と体の使い方
洗濯物を干していると、肩の前側や外側が痛くなったり、腕がだるくなったりすることはありませんか。濡れた衣類を持ちながら腕を繰り返し上げる動作では、肩の筋肉や腱に負担がかかりやすくなります。物干し竿が高い、洗濯かごが床にある、離れた場所へ手を伸ばしているといった環境も、痛みを強める一因になります。肩を我慢して使い続けるのではなく、腕を上げる高さと時間を減らし、体ごと近づいて作業できるように整えましょう。

腕を体の横へ下ろしているときに比べ、肘や手を肩の高さより上へ持ち上げた姿勢では、肩まわりの筋肉が腕の重さを支え続けます。洗濯物を一枚ずつ干す動作でも、同じ高さへの持ち上げを何度も繰り返すと、肩の前側や外側に痛みが出ることがあります。特に、竿へ届かせようとして肩をすくめる、腕だけを遠くへ伸ばす、重い衣類を片手で持つ動きは負担が増えやすい姿勢です。痛い方向へ無理に伸ばすのではなく、まず作業する高さと立ち位置を見直します。

高さを変えられる物干し竿や室内ラックは、肘を大きく持ち上げなくても手が届く位置へ下げます。腕を伸ばし切り、肩をすくめなければ届かない高さは避けましょう。固定された竿が高い場合は、毎回無理に腕を上げるより、低い室内ラックを併用する、昇降式の物干し器具を検討するなど、作業そのものを低い位置へ移す方法が実用的です。踏み台を使う場合は、濡れた床やベランダでは転倒の危険があります。ぐらつかない製品を平らな場所で使い、衣類を持ったまま上り下りしないようにしてください。

洗濯かごを床へ置くと、衣類を取るたびに前かがみになり、そこから腕を頭上まで持ち上げる大きな動作が必要になります。安定した台や椅子の上へかごを置き、腰から肘の高さに近づけると、上下の移動を小さくできます。ただし、椅子の座面からかごが滑り落ちないことを確認してください。干す場所から遠い位置にかごを置かず、自分の足元と一緒に少しずつ移動します。体をひねって遠くへ手を伸ばすより、竿の正面へ足を運び、洗濯物を体の近くで扱うことが大切です。

シャツなどは、低い位置で先にハンガーへ掛けてから、両手で竿へ持ち上げます。片手で衣類を広げながら、もう一方の腕を上げ続ける時間を減らせます。濡れたタオルや厚手の衣類は重くなるため、一度に多く持たず、小分けにして運びましょう。竿へ掛けるときは肘を軽く曲げ、洗濯物を体から離しすぎないようにします。左右どちらかの腕だけを使い続けず、痛みのない範囲で持ち替えることも負担の偏りを減らします。肩をすくめて届かせるのではなく、足を一歩近づけて体全体の位置を変えましょう。

洗濯物をすべて干し終えるまで腕を上げ続けず、数枚ごとにいったん腕を下ろします。肩の力を抜いて呼吸し、痛みのない範囲で肘を曲げ伸ばしする程度で構いません。肩を完全に動かさなくなると、かえってこわばる場合がありますが、痛みが強くなる作業を繰り返す必要もありません。その日は低いラックを使う、家族に高い場所だけ頼むなど、作業量を調整してください。痛みが悪化する、二週間ほどたっても改善しない、腕を動かすことが難しい場合は、整形外科などへ相談しましょう。突然の強い痛み、肩や腕の変形や強い腫れ、消えないしびれや感覚低下、転倒後の痛み、発熱や体調不良を伴う場合は早めの医療相談が必要です。
洗濯物を干すときの肩の負担は、気合で姿勢を保つより、作業する高さと物の位置を変えるほうが減らしやすくなります。物干し竿を下げる、かごを腰の近くへ置く、竿の正面へ足を運ぶ、低い位置でハンガーを準備するといった工夫から始めてみましょう。
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