2026.7.31
【草むしりで腰と膝がつらい】しゃがみ姿勢を続けない庭仕事の進め方
草むしりを始めると、腰の重さや膝の痛みを感じることがあります。作業に集中して同じ姿勢を続けていると、その場では平気でも、立ち上がるときや翌日に症状が強くなる場合もあります。
今回は、草むしりで腰と膝に負担が集まりやすい理由と、しゃがみ姿勢を続けずに庭仕事を進める工夫を紹介します。

地面に近い草を手で抜くときは、腰を曲げる、深くしゃがむ、膝をつくといった姿勢が必要になります。さらに、離れた草へ手を伸ばす、体をひねる、抜いた草を横へ置く動作も繰り返されます。
長時間の前かがみ、しゃがみ、膝立ち、体をひねる姿勢は、筋肉や関節へ負担が集まりやすい作業姿勢とされています。深くしゃがめない場合は、膝だけでなく股関節や足首の動きにくさが関係していることもあります。
ただし、痛みの原因は姿勢だけではありません。腰椎や膝関節の状態、過去のけが、運動量、筋力などによっても症状の出方は変わります。

腰を守ろうとして深くしゃがみ続けると、膝を大きく曲げた状態が長くなります。反対に、膝を曲げずに立ったまま作業すると、腰の前かがみが強くなりやすくなります。
そのため、草むしりでは一つの姿勢を長く保つのではなく、立った姿勢、片膝をついた姿勢、低い椅子に座る姿勢を使い分けることが大切です。痛みが出てから変えるのではなく、違和感が少ないうちに姿勢を切り替えましょう。
膝を地面につく場合は、厚みのある膝当てやマットを使うと、地面から受ける直接的な圧迫を減らしやすくなります。ただし、膝当てを使っても、膝を深く曲げた状態による負担がなくなるわけではありません。

広い範囲を一度に手で抜こうとせず、手が無理なく届く小さな範囲に区切ります。草を遠くへ取りにいくのではなく、自分の体や椅子の位置を動かし、草を体の正面で扱いましょう。
片膝をつく場合は、左右の膝を定期的に入れ替えます。前側の足へ体重を預けすぎず、片手を太ももや安定した台へ添えると、腰と膝だけで体を支えにくくなります。
低い園芸用椅子を使う場合は、低すぎて膝が強く曲がるものを避けます。立ち上がり用の持ち手がある園芸用ベンチや、安定した高さの椅子を選ぶと、作業姿勢を変えやすくなります。立ったまま使える長柄の草取り道具も、前かがみやしゃがむ回数を減らす選択肢です。

草むしりは区切りがつきにくく、予定より長く続けがちです。目安として五分から十分ほど作業したら、一度立って数歩歩き、腰と膝をゆっくり伸ばします。時間だけでなく、腰が丸まる、膝がこわばる、立ち上がりにくいと感じた時点で休憩を入れてください。
ごみ袋、熊手、移植ごてなどは手の届く位置に置きます。抜いた草を遠くへ投げたり、袋を何度も持ち上げたりすると、ひねりや持ち運びの負担が増えます。袋を小分けにし、重くなる前に運ぶことも大切です。
土が硬い日に力任せに抜くのではなく、雨上がりなど土が適度に柔らかい時間を選ぶと作業量を減らしやすくなります。雑草が小さいうちに、長柄の道具でこまめに処理する方法も役立ちます。

草むしりの後に軽い張りを感じる程度であれば、無理な作業を控えながら様子をみます。ただし、腰や膝の痛みが強くなる場合は、痛みを我慢して作業を続けないでください。
腰痛に加えて脚のしびれや力の入りにくさ、排尿の異常、発熱、安静時にも続く痛みがある場合は、速やかに医療機関へ相談する必要があります。膝が大きく腫れている、体重をかけられない、動かない、形が変わっている、赤みや熱感に発熱を伴う場合も早めに整形外科などへ相談してください。
軽い症状でも数週間続く、庭仕事以外の歩行や立ち上がりにも支障が出る、繰り返し悪化する場合は、原因を確認してもらいましょう。
草むしりでは、腰を曲げないことや膝を使わないことだけを目指すのではなく、同じ場所へ負担を集めないことが重要です。小さな範囲に区切り、姿勢と作業をこまめに切り替えながら進めましょう。
TCC整骨院では、腰や膝だけでなく、股関節や足首の動き、立ち上がり方、しゃがみ方を確認し、日常生活に取り入れやすい体の使い方をご提案します。強い痛みや神経症状、関節の腫れなどがみられる場合は、整形外科への受診をおすすめします。
- カテゴリー:
- 腰・背中
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