2026.9.2
浴槽をまたぐと股関節がつらい
浴槽をまたぐときに、「股関節が痛い」「片脚になると不安定で怖い」と感じることはありませんか。
浴槽をまたぐ動作では、一時的に片脚で体を支えながら、反対側の脚を大きく持ち上げる必要があります。そのため、股関節だけでなく、お尻や太もも、足首などにも負担がかかります。
今回は、浴槽をまたぐと股関節がつらくなりやすい理由と、片脚立ちを安定させるための足の置き方や手の使い方をご紹介します。

浴槽をまたぐときは、片方の脚に体重を乗せたまま、もう片方の脚を持ち上げて前へ運びます。
このとき、支えている側の股関節やお尻の筋肉には、体を安定させるための力が必要です。
股関節まわりが硬かったり、脚の筋力が疲れていたりすると、体が左右に傾きやすくなり、股関節へ負担が集中することがあります。
急いでまたごうとせず、まず安定して立てる位置を作ることが大切です。

浴槽から体が離れたまま脚を上げると、足を遠くへ運ぶ必要があり、片脚で支える時間も長くなります。
またぐ前に浴槽の縁へ無理のない範囲で近づき、足元が滑らないことを確認しましょう。
支える脚を安定した位置に置いてから、反対側の脚をゆっくり持ち上げます。
体と浴槽との距離を短くすることで、大きく脚を振り出さずに済み、股関節への負担を減らしやすくなります。

浴室では「脚だけでまたごう」とせず、手を使って体を支えることも重要です。
手すりが設置されている場合は、しっかり握ってから脚を動かしましょう。
手で体を支えることで、片脚へ体重が集中するのを抑えやすくなり、体のぐらつきも減らせます。
ただし、浴槽の縁や不安定な物につかまると滑る可能性があるため、体重を預ける場所は安全性を確認することが必要です。

浴槽の縁が高い場合、股関節を大きく曲げて脚を持ち上げなければならないことがあります。
無理に脚を高く上げようとすると、股関節だけでなく腰や膝にも力が入りやすくなります。
浴室用の手すりや入浴用の補助用品などを活用し、必要以上に大きな動きをしなくても済む環境を整えることもひとつの方法です。
特に疲れている日や足元が不安定なときは、無理に急いでまたがないようにしましょう。

浴槽をまたぐたびに股関節が痛む場合や、片脚で立つこと自体が難しくなっている場合は、無理を続けないことが大切です。
股関節の動きだけでなく、お尻や脚の筋力、足首の動き、体のバランスなどが関係していることもあります。
また、強い痛みが続く場合や、歩くときにも痛みが出る場合などは、医療機関への相談も検討しましょう。
浴槽をまたぐときは、足を大きく動かすことよりも、まず体を安定させることを意識し、手も使いながら無理のない動作を心がけましょう。
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